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【記者会見】DDTがハードヒットの興行権を佐藤光留に譲渡。「借家から持ち家になりました。高木さんに火を付けてもらったので、想像を絶するような大火事にしたい」(光留)

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6月4日、東京・新宿御苑のTEC事務所にてハードヒットに関する記者会見がおこなわれた。会見には高木三四郎社長、プロデューサーの佐藤光留、川村亮が出席。冒頭、高木社長はDDTブランドの一つであるハードヒットの興行権、運営権などもろもろの権利をプロデューサーの光留へ譲渡したことを発表した。
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高木 これは5月いっぱいでの話なので6月の大会から佐藤光留プロデューサーのもと、ハードヒットを新たに運営していくことになります。経緯に関しては佐藤光留クンに「自分の城を持ちなさい」と任せていたわけですけど、この盛り上がりが高まっていく中で、いつまでもDDTのいちブランドでいいのかな、本当の意味での佐藤光留の城にしないと意味がないんじゃないかなと思った次第です。そこで佐藤光留クンと話をして合意しまして、興行権もろもろの全てを譲渡することになりました。ただ、選手を貸したりするといった全面的な協力体制は変わらないです。
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光留 自分のプロレスデビュー戦となったハードヒットの興行権もろもろの権利を高木さんから譲渡していただけることになりました。もともと自分がハードヒットに出るきっかけもわりと導かれるようなタイミングであったり、人のつながりであったんですけど、数年前に「自分の城としてハードヒットをください」と告げ、そして今回、借家から持ち家になりました。今までも相当「自由にやってくれ」と言われていて、高木さんがひっくり返るようなマッチメーク、人選をしてきたんですけど、これからはより一層、自分たちの足で立って、ハードヒットというものを続けていかなければいけない。自分たちでやっていくということで気分が高揚しています。たくさんの人の協力を得ながら生き延びて、そして大きくなって、たまに見た高木さんがひっくり返って2回転して立つような興行をドンドンやっていこうと思います。

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――今まではDDTのリングを使っていたが、今後は?
高木 ウチのスケジュールが合えば、どんどん提供する用意がありますし、スケジュールが被っていたらリングの業者を紹介します。興行にまつわる部分は引き継ぎします。
――譲渡の話があった時にどう思った?
光留 驚くこともなかったし、不安もないことはなかったですし。今まで“いいグレー”だったところを、白黒分けて。ただその代わり橋は続いているということだったので。自分たちのハードヒット、現在進行形のUをやっているんだということを、より浮き彫りにさせてくれるチャンスだなと。ただあくまでチャンスなんで、それを生かせるかどうかだと思っています。
――持ち家になったことでの展望は?
光留 前々から言っていた地方の興行です。以前から高木さんと話して「やりたいんです」と言っても、いろんな兼ね合いがあったんですけど、もう僕たちを止める人がある意味いませんので、みんなで暴走して。その一つに川村の10周年興行をやろうという話があって。今回の話も外にしてないにも関わらず、興行を買いたいという話が日本国内ではなく海を越えた場所から届いてまして。それがいつになるかは全然話を詰めてないんですけど、近くに暴走専務もいるので、“暴走興行集団”ハードヒットとしてムチャクチャにしていきたいと思います。

新体制一発目の大会は6月27日(土)、神奈川・横浜ベイサイドにて17時開始。大会名は「ハードヒット」。決定分カードはメインイベント◎佐藤光留vs金原弘光、セミファイナル◎川村亮vs岩本煌史、グラップリングタッグマッチ◎勝村周一郎&砂辺光久vs未定。現在、某総合格闘技団体でチャンピオンになった選手やDDTの選手にオファーをかけており、リングはDDTの提供でレフェリーは木曽大介、リングアナは井上マイクが務める。

光留 変化は徐々に表れると思います。ただ急にパッと変わるには時間もお金も僕たちのパワーもまだまだ足りませんが、それでも一歩一歩やっていきたいと思います。
高木 某格闘技団体のチャンピオン経験者って誰なんですか?
光留 (ノートを報道陣に隠して高木、川村には見せつつ)この名前だけ見てもすぐわかると思うんですけど…。
高木 おおーーーっ! わかる! わかる!
川村 俺もわかる。
高木 俺は面識ないけど、すげえじゃん。
光留 今、総合格闘技業界からオファーが途絶えない状態です。
高木 総合格闘技界、ひっくり返るんじゃない? だーれだ(笑)。これは楽しみにしたほうがいいと思います。キャッチフレーズだけでも、いけるよなあ。

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――川村選手は上がるイチ選手としてどう思うか?
川村 今、ハードヒットは月として例えられているんですけど、太陽にしたいですね。ド真ん中じゃないですけど、これこそがハードヒットだというものを作っていきたい。忠誠していますので。
光留 その割には月を推し進めていきたいのに太陽になりたいとか、早くも軋轢が(笑)。
川村 ま、表裏一体ですから。そういう意味でも輝かせてみたいなと思います。

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――今後より一層、光留選手をサポートすることになると思います。
川村 そうですね。サポートはしますけどリングの上ではやられているんで、やり返さないと思っています。
光留 川村がいないと興行にならないので(笑)。お恥ずかしながら、今はチケット1枚用意するのもどうしていいかわからない状態です。それでも20台前半の時にパンクラスという団体を作った鈴木(みのる)さんの話を思い出して、自分たちでなんとかやっていかなきゃなと思っています。

――今回のメインに関しては。
光留 もっと派手な選手はいたんですよ。金原選手ももちろん派手だし、昨年の新宿FACE大会で岩本選手を横綱相撲で押し切ったわけで強いじゃないですか。その強さをスルーしたら逃げていると思われる。逃げて再出発を始めたくないなと思ったんです。それで金原選手にしました。
――高木社長は光留選手に家を全面的に任せて安心できる?
高木 さっきの話じゃないですけどチケットを発券するところから始まるというのは大事なことで、これからポスターを作ったり、発券したチケットで営業したり、いろんなことが彼を待っていると思うんですよ。広報的な部分でマスコミにリリースを送ったりするのも「こうやるんだよ」ってさらっと教えて、チケットも「こういうところがあるから、よろしく」なんで。でもそれを光留クンとその仲間たちで試行錯誤しながら一つ一つ塗り潰していく作業は何ものにも代えがたい部分なんで。確かにそこは今までDDTがやってきたということで、それは先ほどの話じゃないですけど借家なんですね。借家である以上は借家の域を超えられない。自分で家をもって一国一城の主になるわけですよ。今までいろんな提案があったけど、僕はDDTのブランドの中で失敗できないから「やめたほうがいいんじゃないの」と流れた部分もあったし。今度はその尺度を考えるのは佐藤光留クンになるわけです。彼なら「ここまでやってみよう」という見極めがわかってくると思う。その見極めがわかってくると、リング上でも一回りも二回りも大きくなると思うので。そこの部分も期待したいと思います。やっぱり銀座の雇われママのままじゃ面白くないじゃないですか。銀座の本物のママ、オーナーママになってほしいです。もちろんヘルプもしてあげたいので、スケジュールが許す限りやっていきます。
光留 やさしさはいらないので(笑)。僕らのプロレスには前に進む力だけがあればいいので。それはリング上の高木さんから重々教わっているので。リング上で最初に両国大会をやるって聞いた時は誰もが再就職先を考えたわけですけど(笑)、でも実際に両国大会をやってみて、あの高揚感を得られたわけです。高木さんから教わったことは多いです。今回も火を付けてもらっているので、想像を絶するような大火事にしたいと思います。

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